- ホーム
- 看護教員養成研修事業
- 研修生からの授業紹介
看護教員養成研修事業
研修生からの授業紹介
X(旧Twitter)で情報更新中→
令和6年度
Mさん 教育実習に行ってきました!
11月の1か月間、教育実習校にそれぞれ行き、90分の講義と3日間の臨地実習指導を体験し、それらの指導実践で多くの学びを得ました。その学びを12月3日に看護教育実習のまとめとして発表し、研修生全体で共有しました。26名それぞれの学びを共有でき、学びが深化したと感じました。
教育実習に行くまでは、机上で構想し、学生の反応は自分の想定でしかありませんでしたが、実際の指導から学生の反応をみて、自分の指導について振り返ることが出来ました。
教員として、学生のレディネスを把握することや学生との関係構築のために、教員が常にロールモデルとして自覚し、示していくことが重要だと感じます。この教育実習を通して、また研修生同士の学びを共有することで、自己の教授活動における今後の課題を明確にすることができました。ここでの学びを活かし、学生たちが生涯、看護師として活躍し充実した日々を送り続けることができるように看護基礎教育に携わっていきたいです。
Aさん 模擬授業実施
今年は観測史上最も暑い夏となりましたが、私たちの研修も始まってからもっとも熱くなりました。
夏休みの間には、11月に行う教育実習先の実習校の教育理念や教育課程を読み解き、授業計画を立てるという個人ワークとしてのミッションがありました。7月の看護教育方法演習ではグループで1つのものを作り上げていたのに、いきなり1人で進めなければいけないこの不安感…。センターの先生方に熱烈な指導を受けながらみんな頑張りました。
そして残暑も長引き、私たちの熱も冷めやらぬまま、9月から90分の授業案づくりへ。「授業って何をどう教えたらいいの?」というスタート地点でしたが、これまでに学んできた「出口の学生に何を残したいか?」「授業は生きもの」と頭に思い浮かべながら、どんな教材を使おうかと四苦八苦しながら授業を作り上げました。
そして令和6年9月24日、25日の2日にかけて、全員が模擬授業を行いました。模擬授業は90分の中の20分を抜粋して執り行いましたが、研修生みな素晴らしい!個人で一連の流れを作成するのは初めてでしたが、みな学んできた看護観や指導観あふれる立派な授業でした!5月に入校した時から成長したな、としみじみ感じる瞬間でした。
ここからあと1ヶ月、さらに授業案を精選し、臨地実習指導についても練って行きます。みんなで励まし合いながら11月の一大イベント、教育実習へ…。
Sさん 看護教育方法演習 発表
令和6年7月26日(金)1日かけて看護教育方法演習の発表を行いました。
演習に入る前に学習した「看護教育方法論」の講義では、初めて見聞きする新しい教育用語が飛び交い、頭を抱えてしまう科目でした。そのため、看護論演習終焉の充実感と解放感が幻であったのかと思うほどでした。
演習では、グループで頭を突き合わせ、不安を分かち合い、理解が間違っていないのか?と担当の講師に救いを求め、授業でわからなかったことも併せて質問し、課題の理解を深めていきました。その過程で、「看護教育方法論」はもとより、「看護教育評価論」、「教育心理学」、「教育原理」、「教育方法」での学びが徐々に統合され「それ、この間の教育心理の授業で言ってたね。」「看護教育評価の授業で習ったのはこのことか!」「全部が繋がるのかぁ。点と点が繋がるね。」「これがメタ認知!」「でも、ワーキングメモリーの少なさよ。」と、少しずつ他科目の学びと結びつけることができ、7月26日の発表会を迎えました。
全7グループが約1か月の成果を緊張しつつも楽し気に発表しました。質疑応答も活発に行われたことで、指導計画の理解は深まり、演習発表の冊子は私たちの大切な「バイブル」に変わりました。5月から研修生が協力しあい徐々に広まったクラウド共有は、演習開始時より作業を容易にしてくれるとともにグループ・クラス共に結束を深めてくれました。クラスの結束とバイブルは、これから始まる教育実習のよいスタートを後押ししてくれそうです。
Yさん 看護論演習
令和6年6月12日(水)、看護論演習の発表を行いました。この演習は、指導教員やグループメンバーとのディスカッションを通して、心に残った看護実践を振り返ります。そして、自己の看護観を言語化し、看護観と教授活動との関連性について関心を深めるものです。患者の症状や言動、その場の状況、自分の知覚していたこと、心の機微などを1つずつ振り返り、看護理論に基づいた意味づけをし、論理的な文章にしていきます。何年も前の看護実践ですが、指導教員やグループメンバーから新しい視点をもらい、自分では気づいていなかった事実を拾い上げる活動には新鮮な学びがありました。
今後、自己の看護観を教授活動にどう活かしていくかについての検討は、これまで漠然と心に描いていた思いをつまびらかにし、研修で学んだ看護教育の知識を組み合わせながら考察していきました。
発表では、それぞれが「相手に分かりやすく伝える」ことを意識した資料を作成し、決められた時間にまとめあげ、発表をしました。経験や捉え方の角度が違うと、同じ理論でも様々な考え方ができ、理解の幅が深まりました。看護観や教授活動をこれからも深め、更新させていくことで、学生に還元できる自分になりたいと感じました。
研修ははじまったばかりですが、濃厚な時間を共有できたことで、グループメンバーとの絆も深まり、学習への動機づけとなった演習でした。
令和5年度
Sさん 専門領域別看護論演習 発表
令和6年2月27日に専門領域別看護論演習の発表を行いました。
今回の演習は、研修生の希望領域でグループを編成し、「基礎看護学」「成人看護学」「老年看護学」の3つの専門領域になりました。
私は、老年看護学領域のグループでした。まず、専門領域の特徴や専門性を話し合い、その後、教育上の課題について討議を進めていきました。時代背景及び教育課程の変遷も考え、教育上の課題を解決するための教育内容、教育方法を検討しました。学生や私達がまだ体験したことのない高齢者をどう教えるか、について大変苦戦しました。しかし、グループ内で老年看護観を話し合う中で、高齢者が望む生活の実現(QOL)に向けた看護実践能力を育むことが大切という結論に至りました。その考えのもとに、科目構成や臨地実習の配置を構成しました。
今回の演習では、3つの専門領域ではありましたが、他のグループの発表も興味深い内容でした。また、他領域とも深く関連していることもわかり、連携が重要であることも学べました。 発表後の質疑応答では活発な意見交換がなされ、文献を活用し討議してきたからこその深い内容でとても貴重な時間でした。4月からの教授活動に活かしていきたいと思います。
Aさん 看護教育課程演習 発表
令和6年1月25日に看護教育課程演習の発表を行いました。内容は、3グループで仮設校を設定し、看護師養成所(3年課程)の教育課程を考えるものです。教育課程編成のプロセスを12月7日~
1月26日およそ2ヶ月にわたる60時間の演習でした。
最初は、魅力ある学校を創るためにアイディアを出し合い夢を語る楽しい時間でしたが、看護師養成所の運営に関する指導ガイドラインを基に理想と現実を照らし合わせながらのカリキュラム
編成は、とても大変な道のりでした。しかし、教育理念、目的、目標と考えていく中で、グループメンバー間で言葉一つ一つを丁寧に用語解釈し、深めていく過程はとても貴重な時間となりました。
発表では、各グループ工夫を凝らした発表で “どのような看護師を育てたいのか” それぞれの
学校の特徴や看護基礎教育に対する思い、これからの社会に求められる看護師を考えたオリジナリティ溢れるもので、楽しく聞くことができました。その後、活発な質疑応答、講師からのアドバイスで理想を現実にしていく力、言語化していく力についてさらに深める機会となりました。
Kさん 看護教育方法演習 模擬授業
令和5年9月26日・27日の2日間に渡り、看護教育方法演習で研修生全員が模擬授業の発表を行いました。
グループで7月から行っていたモデル校の教育理念、教育目標や教育課程の解釈を教育実習校の解釈に置き換えて、担当予定科目の単元考察や指導内容の抽出、指導方法の検討に取り組んできました。膨大な指導内容から教授したい内容を各自で精選し、学生の興味・関心を惹きつける授業構成を考えて臨みました。
学生を目の前にした際に味わった緊張感や、模擬授業を行ってみて初めて気づくこと、他の研修生の発表を聞くことでの学びなど、得ることの多い2日間となりました。
これらの学びと講師からの講評を基に、授業案のブラッシュアップに励み、教育実習へ臨みたいと思います。
Sさん 看護教育方法演習
令和5年7月28日に看護教育方法演習のグループ発表を行いました。モデル校の教育理念・教育目的・教育目標を解釈し、そこから単元の指導計画を作成しました。
私達のグループは生活援助論Ⅰの、「安全・安楽な生活環境の調整」の単元を選びました。1か月に渡り、どんな学生に、どんな内容を、どのようにして教授するのかをグループで考え、教科関連図も活用してこの単元で教えたい事は何かを抽出し、授業計画を立案しました。
当初私達は、環境とは何かについて、病室の環境だけしか捉えておらず、それでは、これからの学習の土台とならない事に気づきました。教材研究を再度行いもっと大きな環境の概念をグループで話し合い、学生観や教材観に戻ることを繰り返し、担当講師からの助言のもと、授業計画まで作成できました。今回の演習で学生観、教材観、指導観の大切さを学びました。
他のグループ発表も時間をかけて作り上げた計画で、熱い思いが伝わってくる発表でした。それぞれのグループが展開した単元は別の単元で、学びを共有することができる演習の発表になりました。
Aさん 看護論演習
5月に開講した令和5年度東京都看護教員養成研修は、受講生12名で、日々充実した学習を積み重ねています。
去る6月14日に「看護論演習」の発表が行われました。約1ヶ月に渡り、グループメンバーと指導教員とのディスカッションを通して、自己の経験した看護場面を掘り下げ探求することで、看護観を明確にすることができました。看護理論を用いて看護実践の意味づけをすることで、自己の看護観がより鮮明になりました。さらに、看護場面をメンバーと共有することで多面的に学ぶ演習となりました。
発表では、お互いの看護実践と看護観に深い関心をもち、活発な質疑応答が行われ、看護観をどのように教授活動に活かしていくかについて意見が交わされました。 初めての演習の発表ということもあり緊張しましたが、無事終えて安堵しています。この経験を次の学びへとつなげていきたいと思います。
令和4年度
Hさん 閉講式
令和5年3月3日、令和4年度東京都看護教員養成研修の閉講式が行われました。
本研修は、令和4年5月9日より11か月間にわたって35単位の科目(765時間)を履修し、看護教員に必要な知識・技術を修得しました。
閉講式では、福祉保健財団の真田理事長より、修了証書を研修生1人1人に授与され、祝福と激励のお言葉をいただきました。
研修生代表謝辞では、共に学び、励まし合ってきた仲間への言葉や、本研修での学び、今後看護教員としての抱負が語られました。看護・教育について探求し、苦悩した日々があったからこそ、11か月間で築き上げてきた研修生同士の絆が結ばれ、今に至ります。これまでの研修を思い出し、涙する研修生もいました。
私達は、この11か月間での濃く深い学びを基に自信と誇りをもち、各々の地へ旅立ちます。ここがゴールではなく、やっとスタートラインに立つことができたため、努力を続ける決意をしました。また、切磋琢磨しながら学び続けた絆を今後も大切にし、互いを励まし合っていきたいです。
Hさん 看護教育課程演習 発表
1月25日、看護教育課程の発表を行いました。各グループで看護師養成所(3年課程)の仮設校を設定し、教育課程を編成しました。
10年先の時代が求める看護師像を見通して、どんな学生を育てていきたいかグループ内で丁寧に話し合い、教育理念、教育目的・目標を設定しました。指定規則、看護師等養成所の運営に関する指導ガイドライン等を踏まえてカリキュラム編成作業を行いました。教育理念から発表資料作成までの過程の中で、行きつ戻りつしながら特色のあるカリュキュラムを編成するよう努めました。
発表では、どのグループも個性豊かな魅力ある仮設校を設定し、仮設校の教育課程の概要、特色、演習を通して学んだこと等を発表し、活発な意見交換を行い、充実した発表会になりました。
看護教育課程演習では、改めて、グループ内で進むべき方向性や言葉の意味について合意形成していく大切さを学びました。受験生や保護者、地域から選ばれる魅力ある看護師養成所をめざし、教育課程についてこれからも考えていきたいと思います。
Kさん 看護教育方法演習 発表
令和4年9月27・28日の両日、看護教育方法演習の模擬授業発表を行いました。この日に向け7月から講義指導案作成のグループワーク・演習・自己学習に多くの時間と力を注いできました。
11月から始まる教育実習校で担当する講義の一部20分間を切り取って発表を行い、発表後は活発な質疑応答や討議が繰り広げられ、実り多い2日間となりました。
研修生・指導講師からの講評により現時点での自分の力を知り、内容の精選や組み立てなどを教育実習にむけてブラッシュアップしていきます。
開講以降学習してきたことやこれまでの臨床経験を活かし、学生さんに看護をどのように学んでもらうことができるか、研修生のこれからの課題となっていきます。
これからも精進していこうと思います。
Sさん 看護論演習 発表
5月から開講となった令和4年度東京都看護教員養成研修は、受講生17名で感染対策に充分留意しながら受講しています。
去る6月10日、「看護論演習」の発表が行われました。グループワークを重ね、自らの看護実践を看護理論を用いた意味付けを行い、考察し、看護観を明らかにしていきました。
初めての発表に向けて、各々の準備とともに、会場設営や会の運営を受講生全員で行いました。
発表では、お互いの事例と看護観に深い関心を持ち、活発な質疑応答、意見交換が行われました。
発表を終え達成感と安堵感を覚えました。
残りの研修も頑張っていきたいと思います。
令和3年度
Kさん 看護教育課程演習 発表
1月25日、看護教育課程の発表を行いました。架空の看護専門学校を創るという演習内容であり、今までの学びを集結させながら各グループで取り組みました。
時代背景をもとにどんな看護師が求められるのか話し合い、教育理念の設定からカリキュラム編成を行いました。
魅力ある学校を創るためにアイディアを出し合い、理想を語りながらグループワークを進めていきました。どのグループも個性豊かな看護専門学校を設立し、それぞれのこだわりが光る理念や科目編成となりました。
看護師等養成所の運営に関する指導ガイドラインを基に理想と現実を照らし合わせながらカリキュラム編成していく過程は難しくもありましたが、愉しみながら理解を深めることができました。
Wさん 看護教育実習まとめ
看護教育実習まとめの発表を11月30日に行いました。
夏頃から、看護教育実習に向けて準備を始めてきました。実習前の模擬講義では、学生の興味を引きつける工夫など各自考えながら行いました。
11月の1ヶ月間 各々の教育実習校に行き、講義の実施、臨地実習での指導について学んできました。
そこから個々で得た学びをグループワークで共有し、11月30日に発表を行いました。
最初はとにかく自分が持っている知識をできるだけ学生に伝えたいと、大量の内容を90分の授業に盛り込んでいました。しかし、本当に伝えなければいけない根幹は何か、何度も繰り返し精選を行いながら、教材研究や資料の工夫、授業方法、構成などを考えていきました。
そして本講義で実際に学生から反応が見られた時には、授業の楽しさも感じることができました。
1ヶ月間、研修生皆が自分と向き合い、大きな山を乗り越えるのは決して容易ではありませんでしたが、ここで学んだ貴重な経験は自分の財産として、教員活動に活かしていきたいと思います。
Aさん 看護教育方法演習
9月28日、29日の2日間、看護教育方法演習において模擬授業を行いました。
7月のグループワークから始まり、8月以降は、11月に行われる教育実習校の教育理念や目的、教育課程の解釈、担当予定の単元考察や指導内容の抽出や指導方法の検討に取り組みました。
グループごとに担当講師の先生から指導を受け、グループメンバー同士での討議を重ねながら取り組んできた成果を、各人が発表する貴重な機会となりました。
模擬授業を行って初めて気付けることや、他の研修生の発表から学べることなど、得るものの大変多い2日間となりました。
他の研修生の模擬授業や、講師の先生の指導から得られた多くのフィードバック(肯定的なもの、否定的なもの含めて)を糧とし、11月の教育実習に向けて更にブラッシュアップしていきたいと思います。
Aさん 教育方法
7月6日、教育方法の発表を行いました、私たちが迎えた2回目の発表です。
講義では「はじめに子どもありき」の学習者観、教育観等を平野講師より学び、その集大成として「学生が主体的に取り組む教材作り」をグループで行いました。実物大や実重量の臓器とその構造・実際の位置関係や、マスクの穴とコロナウイルスなどの大きさの比較など、学生が興味関心を持てるように視覚に訴える教材を制作しました。
実際に学生が作成することを前提とするグループもあり、それぞれがアイディアと工夫を盛り込み制作した教材とその活用方法を紹介しました。
グループからは「とても楽しく制作した」との声も多く聞かれ、主体的に学び、没頭する姿が学習者の本質であることを体感できました。これから本格的な指導案作成に入っていきますが、私たちが指導するのはまず「看護学生ありき」という気持ちで学びを続けていきたいと思います。
Wさん 看護論演習
6月17日、看護論演習の発表を行いました。
コロナ禍でグループワークもオンラインで行ったりしながら、各自の事例を通して看護観について何度も話し合いをしながら深めていきました。
自分の看護観を自分に問いただし、整理しまとめていくことは難しかったですが、グループの仲間に助けられながら資料を作り上げていきました。
今年は、各人が看護の理論家を探し、その理論の真の意味を理解していきました。
養成研修が始まって初めての発表であり、この日は朝から皆緊張していましたが、パワーポイントを使うなどしてすばらしい発表会ができました。
皆から得た学びや自分の看護観を軸に、看護教育に活かしていきたいと思います。
令和2年度
Oさん 看護学教育課程演習(R3.3更新)
令和3年2月16日看護学教育課程演習の発表を行いました。
私たち研修生は、6つのグループに分かれ仮説校を設定し、教育理念から教育目的、教育内容を考え、3年課程の看護師養成所の教育課程のプロセスについて得た学びを発表しました。
教育課程編成のプロセスを経て、どのような科目の設定や配置にすれば私たちの臨む卒業生像につながるのかを考えながら構成していきましたが、教育課程編成には、社会のニードと制約、設置主体や地域の特徴や現状などが大きく反映されることがわかりました。また、教育理念から教育内容まで、それぞれが独立しているものではなく、すべてが繋がりあっていることを理解することができました。 各グループ工夫を凝らした発表で、それぞれの学校の特徴や看護基礎教育に対する思い、演習を通して学んだことを楽しく聞くことができ、その後の活発な質疑応答で、さらに学びを深めることができました。
Tさん 看護学教育実習まとめの発表(12月更新)
12月9日、看護学教育実習まとめの発表を行いました。
看護教員を目指し仲間と共に学んできた講義内容や演習内容を先生方のご指導のもと研修生各自が「授業案」を作成し、11月に実習校にて90分間の講義を経験することができました。コロナ禍のため「臨地実習指導案」は作成し、センター内でロールプレイの実施となりましたが、研修生全員、学生に指導していく責任を感じながら真剣に取り組みました。実習校では自分のすべてを出し尽くして学生に講義を行い、それまでご指導下さったセンター、実習校の先生方、そして学生の優しさを強く感じた時間となりました。
看護学教育実習のまとめでは各実習校での学びを話し合い、共感できることが多くありました。自分が伝える講義内容が学生の看護知識となるため正確な知識・技術を伝えるために各実習校の教育理念、目標を解釈し、仲間と支え合って準備してきました。大きなプレッシャーを感じとても大変でしたが充実感もあったことなど多くの学びが発表されました。
看護学教育実習での学びや実習まとめの資料は、今後の研修生を支えるものであり、大事な宝物となりました。
Nさん 看護学教育実習まとめの発表(12月更新)
12月9日、看護学教育実習まとめの発表を行いました。
11月11日から12月2日に行なった看護学教育実習での学びを、研修生間で共有し、学びをより深めることが出来ました。
今年はコロナ禍の影響で、病院での臨地実習は研修センターで実施しました。演習での学びをもとに「臨地実習指導案」を作成し、教員役・学生役・患者役をそれぞれ研修生が担当し、ロールプレイしました。ロールプレイだからこそ得られた学びもあり、コロナ禍による教育方法の変化に活かせる経験ができました。
教育実習先の看護学校で行なった90分の講義では、演習での学びをもとに「講義指導案」を作成し、実施しました。「何を伝えたいのか」「何を学んで欲しいのか」を明確にするとともに、教員による一方的な教授ではなく、発問に対する看護学生の意見を講義に盛り込みながら一緒に講義を作り上げる必要性を学ぶことができました。
看護学教育実習での学びは、各研修生にとって今後の学習に対するモチベーションを高めるものとなりました。
Tさん 看護教育方法演習 模擬授業(11月更新)
10月20日、模擬授業の演習を行いました。
模擬授業当日まで準備をしてきたはずが、実際に教壇に立つと緊張のあまり練習通りにはいきませんでした。それでも、先生方からの温かいお言葉に研修生全員が「ここまできたら、学生にしっかり伝わる授業する!」と前向きになれた時間となりました。
夏から各グループで実習校の教育理念や目標、教育課程の解釈、授業内容の抽出、精選、授業方法について検討を重ねてきました。
模擬講義をして改めてわかる、先生方、共に学ぶ研修生の存在。ひとりではここまでできなかったと周りに感謝しました。
先生方や研修生の講評から得た気付きを加え、11月に行う教育実習で看護学校学生にとって分かりやすい、楽しい授業に繋がるよう努力していきたいと思います。
Tさん 看護論演習発表(9月更新)
9月8日、看護論演習の発表を行いました。
ナイチンゲールの看護理論についての解釈や各自が事例を持ち寄り、理論と照らし合わせ討議を重ねました。
自身が行ってきた看護をグループで振り返り、理論の概念と自身の看護観、メンバーの看護観に触れる貴重な時間となりました。
各グループの発表では看護理論の様々な考え方や捉え方を知り、活発な意見交換がされました。
他の科目と課題が重なる状況でしたが、グループ内で協力し発表に繋げることができました。
自身の看護観を看護教育に生かしていきたいと思います。
平成31年度(令和元年度)
Oさん 閉講式(R2.3更新)
私たち研修生29名は、令和2年3月4日に無事閉講式を迎えることが出来ました。今まで支えて下さった家族、職場の方々、研修所の講師や先生方に感謝致します。新型ウィルスの影響で規模を縮小しての式でしたが、公益財団法人東京都福祉保健財団理事長より修了証を直接頂くことが出来ました。
思えば4/25の開講式では期待以上の不安を抱えていましたが、予習や課題に、教育実習に演習にと追われる毎日でした。その中でも私たちは、看護について、看護観について、看護基礎教育について、沢山考えてきました。
11か月の研修では様々な知識・技術だけでなく、共に目標に向かって取り組み助け合って来た仲間との絆、先生方から頂いた言葉等の宝物を得ることができました。これらの宝を胸に、これから待ち受けるだろう困難に果敢に取り組んで行きたいと思います。
Tさん 専門領域別看護論演習(R2.3更新)
看護学教育課程演習で作成した仮設校をもとに、グループごとに基礎看護学・成人看護学・老年看護学・小児看護学・精神看護学の専門領域別に分かれてシラバスを作成しました。
仮設校の教育理念や目的・目標を解釈し、各専門領域の目的、対象、方法を考え、どのような教授内容、教授方法であれば学生が授業に興味をもち、理解を深めることができるかを、グループで話し合いました。
今までの研修で学んできた知識や体験を活かし、学生のことを考えながら、グループのメンバーがそれぞれの思いや授業での工夫を話し合うことができ、とても楽しく充実した演習となりました。
発表ではグループごとに工夫を凝らした内容となりました。発表後は活発な質疑応答となり、自分のグループの専門領域だけでなく、各専門領域の考え方や教授内容、教授方法の理解を深めることができました。
Tさん 看護学教育評価演習発表(R2.3更新)
教育実習で担当した単元、実習の場面のパフォーマンス評価するためのルーブリック(パフォーマンスの採点基準表)をグループごとに作成し、発表しました。
学生の思考と判断を評価するためにどのような基準を作成するか、誰が見ても同じ評価になる基準とは、などグループで話し合いながら評価表を作成しました。
演習の発表では、自分たちでは話し合いで理解しているところも他のグループでは理解しにくいようで、話し合いするなどして共通の理解を持つことが必要である、と改めて感じました。
それぞれの課題に気づき、実際に使ってみて見直しをする等を繰り返すことが大切との講評もあり、今後の学生指導でも活かして行きたいと思います。
Sさん 看護学教育課程演習(R2.3更新)
令和2年1月29日に看護学教育課程演習の発表がありました。
看護学教育課程演習では研修生がグループに分かれて架空の看護専門学校を作ります。
10年後、20年後に看護や社会はどのように変化するのか。その変化に対応し活躍できる看護師を育てるために、どのような教育を行えばいいのかなどを話し合っていきました。
学んでほしい内容はたくさん出てきました。しかし学校の理念や3年間という時間の制限、教育内容の構成なども考慮しながら考えることも必要でした。講師からの助言をうけながら少しずつ形を作っていきました。
発表では学校のある地域の特徴を看護教育に反映させた学校、野球チームの理念をもとに作った学校、企業の特色を活用している学校など個性豊かな7校が出そろいました。研修生からは質問、要望など活発な意見交換が行われました。
今回の演習を通して学校のカリキュラムを考えることの難しさ、大変さも学びましたが、未来を創る仕事に携わっていることを感じることができました。
Yさん 看護教育制度の発表(R1.12.4)
12月19日は、看護教育制度の発表日でした。
研修生は、四年制看護大学、三年制の看護学校、准看護師から看護師免許をとるための学校、准看護師学校の、四種の学校の教育制度について、それぞれグループに分かれて調べ、発表しました。日本の歴史・社会的背景から、それぞれの学校が現在の在り方にあると知り、とても勉強になりました。
看護師不足が叫ばれる現代、社会のニーズとしては看護師の質の向上を目指しつつ、人員を増やすことが求められています。
研修生からの意見では、時代のニーズに則した質を保つための看護教育を行うために、看護学校を三年制から四年制に長期化し、カリキュラムの充実を図ることはどうかと挙げられていたことが印象的でした。学生の生活背景によっては、短期間で看護師免許を取得することを希望しするなど様々です。
様々な教育制度のなかで看護師免許の取得を目指せる事が、看護系学校の魅力であると感じました。
今回の発表は、それぞれの学校の特色を活かして看護師教育の充実をどう図るべきかを考える機会となりました。
Oさん 教育実習まとめ(R1.12.4)
看護学教育実習まとめの発表
12月4日、看護学教育実習まとめの発表を行いました。
看護教員養成研修で5月から学んできた看護や教育の授業・演習をもとに、「授業案」「臨地実習指導案」を作成し、実習先の看護専門学校で11月に「90分授業」と、病院等での臨地実習で「担当学生の指導」を体験しました。
より良い授業をするため、各看護学校の学校の理念や目標から解釈するところから準備をすすめたこと、指導する内容をどう捉えるか、指導する学生をどう捉えるか、その内容をその学生にどのように伝えるか、苦心してまとめた、ことなどが発表されました。
「生もの」である授業や臨地実習指導は、なかなか指導案通りにはいきませんでした。しかし、その実際の体験から研修生が学び取ってきたものは大きく、実習のまとめの資料は、研修生の生の言葉、自分の言葉の集大成で、教科書よりも具体的な看護教育の指南書となったと感じました。
Tさん 臨地実習指導方法演習 (R1.10月更新)
臨地実習指導方法演習では、11月から始まる看護学校での臨地実習に向けて臨地実習指導案の作成をしました。そして作成した指導案の内容や方法が適切か教員役・学生役・患者役に分かれてロールプレイ形式で発表を行いました。
ロールプレイを行うことで、教員の視点だけでなく学生の視点に立って声掛けの仕方や質問の内容が適切か確認することができました。実際に行ってみると、学生の気持ちに配慮できていなかったり、質問の内容が分かりにくいなどの課題に気づくことができました。
学生は臨地実習を通し、様々な健康状態にある患者さんに応じた看護を実践するための基礎的能力を身につけることを学びます。そのために実習で何を学んで欲しいか、どのように指導すれば学生自身が課題に気づき学びを深めることができるのかを考える必要があるのだと感じました。
今回の発表で学んだ事を活かし、学生に看護の楽しさや奥深さを伝えられるような臨地実習指導をしていきたいと思います。
Tさん 看護学教育評価演習 (R1.10月更新)
10月上旬、看護学教育評価演習(校内実習)の演習がありました。5月から始まった看護教育方法論のグループメンバーで、教育評価や看護教育方法論の資料を見ながら、「仰臥位から車椅子への移乗」の技術試験を想定した評価表を6つのグループで作成しました。
各グループが時間をかけて作成した評価表を、試験を想定した学生役、患者役、評価者役、教員役が演示して、発表者以外の人も実際にチェックしました。
それぞれのグループの力作ですが、実技テストという短い時間でチェックするのは難しいところもありました。
自分が学生の時も実技テストはとても緊張しましたが、このように話し合いを重ねて誰がみてもわかる、評価したい目標や内容、誰が行っても同じ評価になるように評価表が作られていたのだと思いました。
質疑応答でも活発な意見交換がされて今後の課題もわかり、残りの研修にも生かして取り組んでいきたいです。
Sさん 看護教育方法演習 模擬授業(R1.10月更新)
9月25日、26日の2日日間に渡り、模擬授業の演習を行いました。
11月から始まる教育実習に向けて、7月から実習校の教育理念、教育目標や教育課程の解釈、授業内容の精選、授業方法の検討を行ってきました
模擬授業直前まで講師から助言を受けて授業案を繰り返し修正したり、研修生同士で模擬授業の練習を行い意見交換しながら少しずつ授業を形作っていきました。
模擬授業当日は緊張しましたが、学生の反応を見ながら授業を行ってみて気が付いたこと、講師や研修生からの講評など学びの多く得ることができました。これらを活かし、授業案をさらにブラッシュアップして教育実習に臨みたいと思います。
Oさん 教育方法 課外活動で体感した「子どもの本来もつ力」(R1.9月更新)
「子どもは、自ら求め、自ら決め出し、自ら動き出す力を持っている存在である」という子ども観を礎として教育を捉えている長野県の小学校へ、8月の自己学習期間を利用し授業参観に行きました。
羊や山羊を飼っているクラス、もやしを育てたりパンを作ったりしてバザーに出すクラス等、様々な総合授業が行われています。私は1、3、6年生の3授業を参観しました。その後、授業教員との懇談会に参加しました。
1年生の「チャボをむかえる準備をしよう」の授業で、1年生でも自ら動き出す力を持っていることに驚きました。
教師は見守り声掛けする45分授業の中で、子どもたち皆で力を合わせて2,3個チャボのお家を作りました。その原動力は「チャボを飼う」ことになるまでのこの4か月間、子どもたちが様々なことを体験し考えて悩み、話し合ってきたチャボへの想いなのでしょう。
子ども達は自ら問い続け、周囲からも問われながらの学習経験、これこそが本当に物事を理解し学ぶことであるのだと思いました。
これから看護教員として、生徒の持つ力を信じてそれを引き出していく、そんな授業をして行きたいと思いました。
Yさん 看護学教育方法 演習 発表(R1.8月更新)
7月24日、看護学教育方法演習のグループ発表会をしました。
この授業では、架空の学校をモデルとして、それぞれのグループが、教育理念を解釈して、授業単元の指導内容を作成しました。限られた時間の中、グループ間で協力し、互いの学びを共有する時間となりました。
私のグループは老年看護学について取り組みました。高齢者の持てる力や強みを強調し、高齢者を肯定的に捉えた授業をしたいというグループメンバーの願いのもとで進めていきました。
発表後の質疑応答では、「老年期と成人期の違いとはなにか」を聞かれ、老年期は加齢の変化のほかにも、私にとって未知なる経験から得た英知を持ち合わせている尊い存在であることを改めて理解することができました。他のグループの質疑応答でも活発な意見交換ができ、それぞれの指導内容作成までの過程を共有することができました。
Tさん 教育方法発表 (R1.7月更新)
7月9日の「教育方法」の授業では、8グループごとに使用する教材を作成し、発表を行いました。
グループごとに学生の立場に立って、学生の理解を深めるにはどうしたらいいか考えながら作成しました。学生に体験してもらうことが出来るものや、自分が学生の時に理解しにくかったもの、教員として学生に理解してもらいたいことは何かをグループで話し合いながら作成しました。
発表では心臓の構造や血管や血液の循環はイメージが付きにくいということから、血管の走行を作成し、血液の流れを玉に見立て循環がどうなっているか理解できるようにする教材を作成したグループがありました。玉を転がして、楽しみながら心臓の構造や主要な血管の名称が理解できるようになっています。
また加齢変化による視野をイメージすることが難しいと考え、体験めがねを作成し、視野の変化の特徴を体験できるよう工夫したものもあります。
発表後、先生から「学生が興味を持ち理解を深められるような教材の作成が大切」と、講評がありました。教材を作成するとき学生の目線で考えることが大切なのだと感じました。そして、教材を作るうえで、教員も学び直しが必要であり、改めて本で調べなおしたりすることで理解を深めることが出来るのだと学びました。
これから私たちは、教育実習にむけ授業案の作成に取り組んでいくことになります。学生が興味を持ち、理解を深めることが出来るような教材を取り入れられるようにしていきたいと思います。
Tさん 看護論演習発表 6月3日(月)(R1.6月更新)
6月3日、看護論のグループワークの発表を行いました。
発表はナイチンゲール、ヘンダーソンの看護概念について各グループ毎にディスカッションを行ったプロセスと結果です。
それぞれが、これまでの看護実践を振り返り、看護理論に照らし合わせました。限られた時間の中でメンバーの様々な意見や考えを聞いたり、話し合い、理論家の概念について自己の看護観を深めていきました。
各グループ毎に討議した内容を創意工夫して発表し、たくさんの意見交換がされました。
看護論は難しいですが、自分の行った看護を振り返り、自己の看護観を明確にし、学生に伝えていきたいと改めて思いました。
Sさん 看護理論グループワーク発表(R1.6月更新)
5月18日に看護理論のグループワークの発表を行いました。
教員養成研修が始まって初めてのグループワークで、4人の看護理論家(ロイ・オレム・ワトソン・ニューマン)から1人を選び、メンバーで理論を学びました。理論を読むと初めて聞く言葉も多く、何を言っているのかわからず発表までたどり着けるのか、と不安になりました。
理論家はどのような人物で時代背景はどうだったのか、どんな人物から影響をうけたのかなど授業で学んだことを手掛かりにしたり、メンバーで意見交換をしながら進めていきました。またどのような事例であれば自分たちが取り組んだ理論をよりわかりやすく伝えることができるのか、頭を悩ませました。
発表ではパワーポイントでコンパクトにまとめたグループや、ロールプレイを取り入れたグループなど工夫を凝らし、とても分かりやすく理論について学ぶことができました。
グループワーク終了後は難しいと思った看護理論が、少し身近なものになりました。
Yさん 4月25日 開講式(R1.5月更新)
平成31年4月25日、東京都看護教員養成研修の開講式が行われました。
今年は30名の受講生が、11ヶ月間こちらでの研修をします。開講式では、みなさん緊張した面持ちで新鮮な空気感が漂いました。
そんな中、同じ目標を持つ仲間である受講生代表の挨拶の言葉を聞いて、自分たちの意思を再確認することができ、学ぶことへの期待感がより高まり、意欲が湧いてきました。
開講式の後には、椅子を並べて向かい合い、受講生と講師の先生がそれぞれ自己紹介をしました。趣味で日本中をバイクで走り回る方や、岩手県から初めて上京しされた方もいます。
受講生それぞれの個性溢れる自己紹介の時間に、緊張が徐々に和らぎました。
今はこれからの研修や課題に不安がいっぱいですが、研修をともにする仲間と一緒に学び合いながら、11ヶ月間の研修がんばります!
このページに関するお問い合わせ先
公益財団法人東京都福祉保健財団 人材養成部 職員研修室
tel: 03-3812-9362 fax: 03-3812-9365
e-mail: kangokyoin@fukushizaidan.jp