看護教員養成研修事業

研修生からの授業紹介

平成31年度(令和元年度)

Oさん 閉講式(R2.3更新)

 私たち研修生29名は、令和2年3月4日に無事閉講式を迎えることが出来ました。今まで支えて下さった家族、職場の方々、研修所の講師や先生方に感謝致します。新型ウィルスの影響で規模を縮小しての式でしたが、公益財団法人東京都福祉保健財団理事長より修了証を直接頂くことが出来ました。
 思えば4/25の開講式では期待以上の不安を抱えていましたが、予習や課題に、教育実習に演習にと追われる毎日でした。その中でも私たちは、看護について、看護観について、看護基礎教育について、沢山考えてきました。
 11か月の研修では様々な知識・技術だけでなく、共に目標に向かって取り組み助け合って来た仲間との絆、先生方から頂いた言葉等の宝物を得ることができました。これらの宝を胸に、これから待ち受けるだろう困難に果敢に取り組んで行きたいと思います。
   閉講式

Tさん 専門領域別看護論演習(R2.3更新)

 看護学教育課程演習で作成した仮設校をもとに、グループごとに基礎看護学・成人看護学・老年看護学・小児看護学・精神看護学の専門領域別に分かれてシラバスを作成しました。
 仮設校の教育理念や目的・目標を解釈し、各専門領域の目的、対象、方法を考え、どのような教授内容、教授方法であれば学生が授業に興味をもち、理解を深めることができるかを、グループで話し合いました。
専門領域別看護論演習  今までの研修で学んできた知識や体験を活かし、学生のことを考えながら、グループのメンバーがそれぞれの思いや授業での工夫を話し合うことができ、とても楽しく充実した演習となりました。
 発表ではグループごとに工夫を凝らした内容となりました。発表後は活発な質疑応答となり、自分のグループの専門領域だけでなく、各専門領域の考え方や教授内容、教授方法の理解を深めることができました。

Tさん 看護学教育評価演習発表(R2.3更新)

 教育実習で担当した単元、実習の場面のパフォーマンス評価するためのルーブリック(パフォーマンスの採点基準表)をグループごとに作成し、発表しました。
 学生の思考と判断を評価するためにどのような基準を作成するか、誰が見ても同じ評価になる基準とは、などグループで話し合いながら評価表を作成しました。
 演習の発表では、自分たちでは話し合いで理解しているところも他のグループでは理解しにくいようで、話し合いするなどして共通の理解を持つことが必要である、と改めて感じました。
 それぞれの課題に気づき、実際に使ってみて見直しをする等を繰り返すことが大切との講評もあり、今後の学生指導でも活かして行きたいと思います。
   看護学教育評価演習発表

Sさん 看護学教育課程演習(R2.3更新)

 令和2年1月29日に看護学教育課程演習の発表がありました。
 看護学教育課程演習では研修生がグループに分かれて架空の看護専門学校を作ります。
 10年後、20年後に看護や社会はどのように変化するのか。その変化に対応し活躍できる看護師を育てるために、どのような教育を行えばいいのかなどを話し合っていきました。
 学んでほしい内容はたくさん出てきました。しかし学校の理念や3年間という時間の制限、教育内容の構成なども考慮しながら考えることも必要でした。講師からの助言をうけながら少しずつ形を作っていきました。
看護学教育課程演習  発表では学校のある地域の特徴を看護教育に反映させた学校、野球チームの理念をもとに作った学校、企業の特色を活用している学校など個性豊かな7校が出そろいました。研修生からは質問、要望など活発な意見交換が行われました。
 今回の演習を通して学校のカリキュラムを考えることの難しさ、大変さも学びましたが、未来を創る仕事に携わっていることを感じることができました。

Yさん 看護教育制度の発表(R1.12.4)

 12月19日は、看護教育制度の発表日でした。
 研修生は、四年制看護大学、三年制の看護学校、准看護師から看護師免許をとるための学校、准看護師学校の、四種の学校の教育制度について、それぞれグループに分かれて調べ、発表しました。日本の歴史・社会的背景から、それぞれの学校が現在の在り方にあると知り、とても勉強になりました。
 看護師不足が叫ばれる現代、社会のニーズとしては看護師の質の向上を目指しつつ、人員を増やすことが求められています。
 研修生からの意見では、時代のニーズに則した質を保つための看護教育を行うために、看護学校を三年制から四年制に長期化し、カリキュラムの充実を図ることはどうかと挙げられていたことが印象的でした。学生の生活背景によっては、短期間で看護師免許を取得することを希望しするなど様々です。
 様々な教育制度のなかで看護師免許の取得を目指せる事が、看護系学校の魅力であると感じました。
 今回の発表は、それぞれの学校の特色を活かして看護師教育の充実をどう図るべきかを考える機会となりました。

Oさん 教育実習まとめ(R1.12.4)

看護学教育実習まとめの発表
 12月4日、看護学教育実習まとめの発表を行いました。
 看護教員養成研修で5月から学んできた看護や教育の授業・演習をもとに、「授業案」「臨地実習指導案」を作成し、実習先の看護専門学校で11月に「90分授業」と、病院等での臨地実習で「担当学生の指導」を体験しました。
教育実習まとめ  より良い授業をするため、各看護学校の学校の理念や目標から解釈するところから準備をすすめたこと、指導する内容をどう捉えるか、指導する学生をどう捉えるか、その内容をその学生にどのように伝えるか、苦心してまとめた、ことなどが発表されました。
 「生もの」である授業や臨地実習指導は、なかなか指導案通りにはいきませんでした。しかし、その実際の体験から研修生が学び取ってきたものは大きく、実習のまとめの資料は、研修生の生の言葉、自分の言葉の集大成で、教科書よりも具体的な看護教育の指南書となったと感じました。

Tさん 臨地実習指導方法演習 (R1.10月更新)

臨地実習指導方法演習  臨地実習指導方法演習では、11月から始まる看護学校での臨地実習に向けて臨地実習指導案の作成をしました。そして作成した指導案の内容や方法が適切か教員役・学生役・患者役に分かれてロールプレイ形式で発表を行いました。
 ロールプレイを行うことで、教員の視点だけでなく学生の視点に立って声掛けの仕方や質問の内容が適切か確認することができました。実際に行ってみると、学生の気持ちに配慮できていなかったり、質問の内容が分かりにくいなどの課題に気づくことができました。
 学生は臨地実習を通し、様々な健康状態にある患者さんに応じた看護を実践するための基礎的能力を身につけることを学びます。そのために実習で何を学んで欲しいか、どのように指導すれば学生自身が課題に気づき学びを深めることができるのかを考える必要があるのだと感じました。
 今回の発表で学んだ事を活かし、学生に看護の楽しさや奥深さを伝えられるような臨地実習指導をしていきたいと思います。

Tさん 看護学教育評価演習 (R1.10月更新)

 10月上旬、看護学教育評価演習(校内実習)の演習がありました。5月から始まった看護教育方法論のグループメンバーで、教育評価や看護教育方法論の資料を見ながら、「仰臥位から車椅子への移乗」の技術試験を想定した評価表を6つのグループで作成しました。
 各グループが時間をかけて作成した評価表を、試験を想定した学生役、患者役、評価者役、教員役が演示して、発表者以外の人も実際にチェックしました。
看護学教育評価演習  それぞれのグループの力作ですが、実技テストという短い時間でチェックするのは難しいところもありました。
 自分が学生の時も実技テストはとても緊張しましたが、このように話し合いを重ねて誰がみてもわかる、評価したい目標や内容、誰が行っても同じ評価になるように評価表が作られていたのだと思いました。
 質疑応答でも活発な意見交換がされて今後の課題もわかり、残りの研修にも生かして取り組んでいきたいです。

Sさん 看護教育方法演習 模擬授業(R1.10月更新)

 9月25日、26日の2日日間に渡り、模擬授業の演習を行いました。
 11月から始まる教育実習に向けて、7月から実習校の教育理念、教育目標や教育課程の解釈、授業内容の精選、授業方法の検討を行ってきました
看護教育方法演習  模擬授業直前まで講師から助言を受けて授業案を繰り返し修正したり、研修生同士で模擬授業の練習を行い意見交換しながら少しずつ授業を形作っていきました。
 模擬授業当日は緊張しましたが、学生の反応を見ながら授業を行ってみて気が付いたこと、講師や研修生からの講評など学びの多く得ることができました。これらを活かし、授業案をさらにブラッシュアップして教育実習に臨みたいと思います。 

Oさん 教育方法 課外活動で体感した「子どもの本来もつ力」(R1.9月更新)

 「子どもは、自ら求め、自ら決め出し、自ら動き出す力を持っている存在である」という子ども観を礎として教育を捉えている長野県の小学校へ、8月の自己学習期間を利用し授業参観に行きました。
授業参観  羊や山羊を飼っているクラス、もやしを育てたりパンを作ったりしてバザーに出すクラス等、様々な総合授業が行われています。私は1、3、6年生の3授業を参観しました。その後、授業教員との懇談会に参加しました。
 1年生の「チャボをむかえる準備をしよう」の授業で、1年生でも自ら動き出す力を持っていることに驚きました。
チャボをむかえる準備の授業  教師は見守り声掛けする45分授業の中で、子どもたち皆で力を合わせて2,3個チャボのお家を作りました。その原動力は「チャボを飼う」ことになるまでのこの4か月間、子どもたちが様々なことを体験し考えて悩み、話し合ってきたチャボへの想いなのでしょう。
 子ども達は自ら問い続け、周囲からも問われながらの学習経験、これこそが本当に物事を理解し学ぶことであるのだと思いました。
 これから看護教員として、生徒の持つ力を信じてそれを引き出していく、そんな授業をして行きたいと思いました。

Yさん  看護学教育方法 演習 発表(R1.8月更新)

 7月24日、看護学教育方法演習のグループ発表会をしました。
 この授業では、架空の学校をモデルとして、それぞれのグループが、教育理念を解釈して、授業単元の指導内容を作成しました。限られた時間の中、グループ間で協力し、互いの学びを共有する時間となりました。
看護学教育方法演習  私のグループは老年看護学について取り組みました。高齢者の持てる力や強みを強調し、高齢者を肯定的に捉えた授業をしたいというグループメンバーの願いのもとで進めていきました。
 発表後の質疑応答では、「老年期と成人期の違いとはなにか」を聞かれ、老年期は加齢の変化のほかにも、私にとって未知なる経験から得た英知を持ち合わせている尊い存在であることを改めて理解することができました。他のグループの質疑応答でも活発な意見交換ができ、それぞれの指導内容作成までの過程を共有することができました。

Tさん 教育方法発表 (R1.7月更新)

 7月9日の「教育方法」の授業では、8グループごとに使用する教材を作成し、発表を行いました。
 グループごとに学生の立場に立って、学生の理解を深めるにはどうしたらいいか考えながら作成しました。学生に体験してもらうことが出来るものや、自分が学生の時に理解しにくかったもの、教員として学生に理解してもらいたいことは何かをグループで話し合いながら作成しました。
 発表では心臓の構造や血管や血液の循環はイメージが付きにくいということから、血管の走行を作成し、血液の流れを玉に見立て循環がどうなっているか理解できるようにする教材を作成したグループがありました。玉を転がして、楽しみながら心臓の構造や主要な血管の名称が理解できるようになっています。
 また加齢変化による視野をイメージすることが難しいと考え、体験めがねを作成し、視野の変化の特徴を体験できるよう工夫したものもあります。
 発表後、先生から「学生が興味を持ち理解を深められるような教材の作成が大切」と、講評がありました。教材を作成するとき学生の目線で考えることが大切なのだと感じました。そして、教材を作るうえで、教員も学び直しが必要であり、改めて本で調べなおしたりすることで理解を深めることが出来るのだと学びました。
 これから私たちは、教育実習にむけ授業案の作成に取り組んでいくことになります。学生が興味を持ち、理解を深めることが出来るような教材を取り入れられるようにしていきたいと思います。

 教材名 「期間限定神秘の臓器」  教材名 「脳の中の小人」
期間限定神秘の臓器 脳の中の小人

Tさん 看護論演習発表 6月3日(月)(R1.6月更新)

看護論演習発表6月3日(月)  6月3日、看護論のグループワークの発表を行いました。
発表はナイチンゲール、ヘンダーソンの看護概念について各グループ毎にディスカッションを行ったプロセスと結果です。
 それぞれが、これまでの看護実践を振り返り、看護理論に照らし合わせました。限られた時間の中でメンバーの様々な意見や考えを聞いたり、話し合い、理論家の概念について自己の看護観を深めていきました。
 各グループ毎に討議した内容を創意工夫して発表し、たくさんの意見交換がされました。
 看護論は難しいですが、自分の行った看護を振り返り、自己の看護観を明確にし、学生に伝えていきたいと改めて思いました。

Sさん 看護理論グループワーク発表(R1.6月更新)

 5月18日に看護理論のグループワークの発表を行いました。
教員養成研修が始まって初めてのグループワークで、4人の看護理論家(ロイ・オレム・ワトソン・ニューマン)から1人を選び、メンバーで理論を学びました。理論を読むと初めて聞く言葉も多く、何を言っているのかわからず発表までたどり着けるのか、と不安になりました。
看護理論グループワーク発表  理論家はどのような人物で時代背景はどうだったのか、どんな人物から影響をうけたのかなど授業で学んだことを手掛かりにしたり、メンバーで意見交換をしながら進めていきました。またどのような事例であれば自分たちが取り組んだ理論をよりわかりやすく伝えることができるのか、頭を悩ませました。
 発表ではパワーポイントでコンパクトにまとめたグループや、ロールプレイを取り入れたグループなど工夫を凝らし、とても分かりやすく理論について学ぶことができました。
 グループワーク終了後は難しいと思った看護理論が、少し身近なものになりました。

Yさん 4月25日 開講式(R1.5月更新)

 平成31年4月25日、東京都看護教員養成研修の開講式が行われました。
 今年は30名の受講生が、11ヶ月間こちらでの研修をします。開講式では、みなさん緊張した面持ちで新鮮な空気感が漂いました。
 そんな中、同じ目標を持つ仲間である受講生代表の挨拶の言葉を聞いて、自分たちの意思を再確認することができ、学ぶことへの期待感がより高まり、意欲が湧いてきました。
看護教育養成研修開講式  開講式の後には、椅子を並べて向かい合い、受講生と講師の先生がそれぞれ自己紹介をしました。趣味で日本中をバイクで走り回る方や、岩手県から初めて上京しされた方もいます。 受講生それぞれの個性溢れる自己紹介の時間に、緊張が徐々に和らぎました。
 今はこれからの研修や課題に不安がいっぱいですが、研修をともにする仲間と一緒に学び合いながら、11ヶ月間の研修がんばります!

平成30年度

Aさん 閉講式(H31.3月更新)

 平成31年3月4日、私たち30名は東京都看護教員養成研修の閉講式を迎えることができました。丁寧に教えてくださった講師の方々、いつも見守ってくれた先生方のおかげです。ありがとうございました。
 公益財団法人東京福祉保健財団杉村理事長から修了証書を授与していただき、御来賓の方々に温かい祝福のお言葉をいただきました。
看護教育養成研修閉講式  今、振り返ると、この11ヶ月間はあっという間に時間が過ぎた様に感じます。同じ目的をもつ仲間と過ごす時間はとても有意義で、充実した日々でした。熱心な先生方の講義、多くの課題やグループワーク、教育実習を通して、教育とは何か?看護とは何か?と学びを深め、広い視野で物事が考えられるようになりました。
 時に課題の多さが辛く感じることもありましたが、仲間の存在に支えられて乗り越えることができました。
 研修を通して、共に学び、支え合うこと、相手を尊重することの大切さも学びました。グループワークが多く、はじめは自分の考えを上手く表現できずにグループワークへ苦手意識がありました。しかし、討議を重ねることで、お互いの気持ちを理解し合うこと、より良いものを創り上げていく楽しさを実感しました。辛いことや楽しいこと、嬉しいことを共有し、共に過ごした研修生は大切な仲間となりました。
 研修で学んだことを活かし、変化に柔軟に対応し、探求することを忘れずに自己研鑽を続けていきたいと思います。

Uさん 特別講演「教育における希望を探して―教育思想からのエール―」(H31.3月更新)

 研修が始まった当初は、研修修了までの期間が長く感じていましたが、思い返すとアッという間に時間が過ぎていったように感じます。研修修了のときが進むにつれて、看護教育の難しさや大変さを感じ不安になっている研修生もいました。
特別講演  特別記念講演として、東京学芸大学の古屋恵太先生にお越しいただき「教育における希望を探して―教育思想からのエール―」という題目でお話をして頂きました。
先生のお話のなかで印象に残っているのは、“教育は不確実であるから尊い”という言葉です。その言葉を聞き、教育実習のことを思い出しました。学生は、私が思ってもいないような反応を示すことがありました。それを受け止め、学生と向き合うことが難しかったことがありました。
先生は、そのようなときは“「開かれた心」で「誠実」に「責任感」を持って対応することが重要であるとお話頂き、改めて学生のことを信じ教育をしていくことの必要性がわかりました。
 研修終了後、教育に携わるなか様々な困難が待ち受けていると思いますが、学生ひとりひとりの力を信じて誠実に学生と関わっていきたいと思いました。

Aさん 専門領域別看護論演習(H31.3月更新)

 看護教育課程演習で作成した架空の看護専門学校の教育課程の中の基礎看護学・成人看護学・老年看護学について、グループごとに具体的なシラバスを作成しました。
 専門領域別看護論演習  理念の解釈を行い、各領域の目的、対象、方法を話し合い、どのように教授すれば学生が楽しく、十分な教育効果が得られるかを討論しながら深めていきました。
 十か月の研修の集大成として、これまで学んできた講義の知識や演習の知識、教育実習の経験などの点と点が一本の線につながる充実した楽しい演習でした。
 それら話し合った結果を各グループが工夫を凝らして発表を行いました。それぞれの学校の特徴を活かした講義内容を楽しく聞き、活発な質疑応答で深めることができました。

Kさん 看護教育課程演習発表(H31.2月更新)

 看護教育課程演習発表
1月30日、2ヶ月かけ進めてきた演習の発表をしました。
 グループ毎に看護学校をつくる演習で、時代の求める看護師像やニードと制約、看護の主要概念などを考え、教育理念を設定し、教育目的、教育目標、教育内容、科目とおろしていきました。
 その過程は、時間もかかり、メンバー同士のコンセンサスを得ていく大変さもありましたが、メンバー間で、看護基礎教育に対する思いやユニークなアイデアを話し合うことができ、とても貴重な体験となりました。
 発表では、各グループのユニークな教育理念のもと、個性豊かなカリキュラムとなっており、とても楽しい時間でした。

Oさん 看護教育課程演習発表(H31.2月更新)

 「看護学教育課程演習」では、3年課程の看護師養成所の教育課程編成のプロセスを学びました。7つのグループに分かれて仮設校を設定し、教育理念や教育目的、教育内容を考えました。仮設校の設置主体は既存の企業をもとに考えたため、各グループで特色のある教育課程ができました。
 そのプロセスにおいて、学校では「知識をどう教授するか」ではなく、学生が考えて学ぶ力を身につけるために「どんな環境をつくるか」を考えることが大切だと感じました。学校の経営や管理をする者が学生のための環境を考えることで、学生は看護を想像や創造をして問題解決型の思考が自然と身につくのではないかと考えます。
 したがって教員として働く際は、教育理念を読み解き、学生が考えて学ぶ力を身につけるための環境をどう整えるかを大切にする必要があると学びました。
 看護教育課程は、現在までに社会や医療環境と言った時代の流れに応じて繰り返し改正されています。現行カリキュラムも改正に向けて検討されています。
 そのため来年度から看護教員として働き始めると、カリキュラム改正に向けた時期に身を置くことになります。これは看護教育を良くするための取り組みに携われることであり、光栄なことであると前向きに捉えたいです。その際に看護学教育課程編成で得た学びを大切にしていきたいと思います。

Sさん 看護教育制度(H31.2月更新)

 今回は、看護教育制度の講義より看護大学と養成所3年課程、養成所2年課程、准看護師教育の4つのグループに分かれて発表を行いました。
 グループごとに、どうして教育が始まったのかその歴史と、保助看法や教育制度の変遷からみてとれる看護教育の移り変わりから現在の教育に至るまでを発表しました。
 発表後は、お互いに疑問に思った内容や惹かれたところなど活発な質疑応答が行われました。
 歴史や社会背景、制度を知ることは看護教育の道に進むうえでとても重要なことだと実感することができました。
 今回学んだことを生かし、より看護教育が発展できるように残りの講義も頑張りたいと思います。

Kさん 看護学教育実習を終えて(H31.1月更新)

 私たちは、11月に、それぞれの教育実習校で看護学教育実習を経験しました。
 7月から、教育実習に向けての準備をしてきました。講義指導案作りを学び、教育実習校で実施する授業案を作り、模擬講義を行い、評価について学び、臨地実習指導案を作りました。長い時間をかけて、たくさん考えて、実習の準備をしてきました。しかし、教育実習への漠然とした不安もありました。そのような不安と緊張の中、教育実習が始まりました。実習校では、学校の雰囲気を感じ、一生懸命に学ぶ学生さんたちと接し、また、担当教員に指導してもらう中で、緊張や不安も少しずつなくなっていきました。
 講義は、90分の内容をさらに精選し、時間をかけて方法を考え、何度も模擬講義を行いました。自分の課題として見えてきたところを改善しようと心がけて、本講義に臨みました。あっという間の90分でした。講義は、学生さんたちが主体であると改めて感じました。十分とはいえる授業ではなかったかもしれませんが、たくさん時間をかけて考え、90分の授業を実施できたことはとても大きなことでした。
 臨地実習指導では、慣れない病院へ行き、関係性もまだ不十分な段階での学生さんへの関わりだったため、不安や迷いもありました。学生さんを個人・集団としてみて、実習でその日に学んで欲しいことを考えて関わっていきました。実習指導者、学生、患者間の調整など、実習の場での教員の役割についても学ぶことができました。また、担当した学生さんの実習期間中での成長も感じることができました。
 実習校では、業務会議や臨床指導者研究会などにも参加させてもらい、全体としての教員の業務や役割についても学ぶことができました。
 実習後のグループワークでは、それぞれの教育実習での学びを共有した。自分が学んだことに加えて、他の研修生の学びからも得るものは大きかったです。
 みんなで支え合って乗り越えた教育実習は、私たちひとりひとりにとっても、とても大切な経験になりました。今後に活かしていきたいと思います。

Sさん 看護学教育実習を終えて(H31.1月更新)

 約1ヵ月の看護学教育実習を通して、多くの生きた経験を得ることができました。それは、実際の学生を前に授業をしたとき、自分の修正を重ねた講義指導案通りには上手く展開できないということです。学生の反応に対して柔軟に対応する必要性を学びました。また病院臨地実習にて学生は、当初患者との関わりに不安が強く、消極的になっていました。そこで患者の洗髪援助に同行しました。そのとき学生は患者から爽快感と感謝の言葉を頂いたことで、その後前向きな姿勢を示すようになりました。私はこの関わりによって、効果的な指導介入は学生の動機付けにつながることを理解する事ができました。
 この教育実習は高まる期待感の一方、不安、緊張の中で臨んでいました。しかし、これまで研修センター内で講義やグループワークで培ってきた学習成果が上手く出せないときでも、実習校の教員、学生の方々と関わり、時に勇気づけられる声掛けをしていただき、実習を乗り越えることができました。今後看護教員として、常に学生の味方という意識を持ち、学生と共に成長できるように自己研鑽に努めたいと思います。

Sさん 模擬講義(H30.10月更新)

 11月には看護学校で教育実習を行いますので、その講義に向けて、8月から指導案作成に取り組みました。その指導案をもとに、90分の内の20分間の模擬講義に向けて、指導方法のテキストなどを参考にしながら準備を行いました。
模擬授業  9月26日27日の2日間に掛けての模擬講義ではとても緊張し、課題も多く残りましたが、ひとまずここまで辿りついたことにホッとしました。また、先生方の講評や他の研修生の模擬講義や意見交換からの学びは多く、自己の課題も明確になりました。
 先生からの講評の一つに「習うより慣れろ」というお言葉があり、今後も繰り返し練習と修正を行い、ブラッシュアップし、看護学生さんにとって、より良い講義が出来るように、11月に向けてさらに励んでいきたいと思います。

Tさん 看護学教育評価演習(H30.10月更新)

 看護学教育評価演習では、「看護学教育方法」の授業で立案した校内実習指導案を基に、看護技術の基本動作を見直し看護技術の評価表を作成しました。
 初めて評価表を作成する研修生も多く、戸惑い、グループでの話し合いが滞ることが度々ありました。しかし、これまでの講義を思い出し、先生にも助言をいただきながら、援助するうえでどのような動作が大切なのかと意識しながら、それぞれのグループで評価表を作成しました。
 その評価表の妥当性・客観性・信頼性を検証するため患者役、受験生役、教師役を設定しロールプレイを実施しましたが、評価の項目がずれていたり、「基準」や「規準」の設定など評価表作成の難しさを感じました。
 学生が安全・安楽な援助を行うためにも、今回の学びを活かして、より良い評価表の作成ができるよう努力していきたいと思います。
看護学教育評価演習

Tさん 教育方法課外授業に参加しました(H30.9月更新)

 5月下旬から始まった「教育方法」の授業で、私たちは、「子ども(学生)は、本来能動的な学習者である」ことを学びました。これは、子どもは自ら追及し成長しようとしており自分で自分を創っていく力を持っている、ということです。授業の中で、この子ども観を持つ小学校の事例を紹介していただき、「内から育つ」というキーワードを知り、「育つことを信じる」と、いうことの大切さを学びました。
 「教育方法」の課外授業として、8月の自己学習期間を利用し、この小学校の授業参観をさせていただきました。この小学校は、従来の通知表を廃止し、また総合学習・総合活動を中核とした教育課程のもと指導が行われています。私は、1年生、2年生、6年生の授業を見学させていただきました。2年生では「ひいちゃん(羊)の旦那さんを迎える準備をしよう」という内容で、子どもたちが力を合わせて羊小屋をリフォームする様子を、見せていただきました。
 担任教員が何も言わずに見守る中、金槌などを上手に使って小屋の板を外す作業をする子ども達、小屋から出した羊を世話する子ども達、水飲みバケツが倒れないようにバケツの枠を作成する子ども達、餌にするための草を集める子ども達、このような生徒・教員の姿を見て、これが“育つ力を信じる”ということなのだと思いました。そして、担任の先生から“子ども達は、羊の赤ちゃんが生まれることを楽しみにしており、それがすべての原動力になっている”というお話を伺い、これが「内から育つ」ということなんだと確信しました。
 看護学生にとって「看護師になるんだ」という思いはまさに原動力です。難しい授業や厳しい実習の日々にありながらも、その思いを継続できるように、そしてかなえるために、私たち教員はどうあるべきかを常に考える必要があります。学生の「自分で育つ」力を信じ、私自身が大事にしたいことは何かを明確にし、教材観・学生観・指導観をその都度考えていきたいと思います。また、そのために自分を磨く努力をし続けていきたいと思います。
教育方法課外授業1 教育方法課外授業2

Cさん 夏季自己学習(H30.9月更新)

 5月からのハードな演習や課題を乗り越え、7月28日から8月29日までの約1か月間の自己学習期間を迎えました。
 研修生は、研修センターに通い11月の教育実習に向け、授業案作成に取り組みました。
 7月に行った演習での学びを振り返りながら、教育実習校の理念・教育目標・教育課程を解釈し、本時の授業内容抽出を行いました。
 担当教員から指導を受け、学生に何を一番に伝えたいかを考えながら授業内容を抽出しました。
 内容を詳細に出していく難しさを感じながら課題に取り組んだ毎日でした。
 あっという間に1か月が過ぎましたが、大きな学びを得た自己学習期間でした。9月からまた講義や演習が始まりますが、研修生の仲間と目標に向かって学びを深めていきたいです。

Hさん「看護学教育方法」演習(H30.8月更新)

看護学教育方法演習  7月25日モデル校の小日向看護専門学校の教育理念、目標、目的の解釈、科目の目標、目的の解釈、単元の位置づけの明確化、そして単元の指導計画から評価計画までの作成について、グループ発表を行いました。
 同じ理念を解釈していても「質の高い看護」というワードを、あるグループでは、患者さんに寄り添えるという視点で解釈していたり、また、あるグループでは患者さんの今後の生活に関する視点を重視していたりと、似た部分はある中、各グループの特徴が出ており、色々な視点を学習することができました。
 単元の指導計画作成では、教授する内容の精選を行うために、教材構造図の重要性を学び、理念で掲げた目指す看護師像を目指し、何を、どのように、教授していくのかをグループで検討し指導計画を作成しました。
 他の教科も意識した単元の指導計画作成を行う初めての作業であり、まだまだ不慣れで指導内容など過不足も多い内容ではありましたが、実際に単元の指導計画から評価計画までの作成プロセスを学習することができました。

Yさん「看護学教育方法」講義指導案グループ発表(H30.8月更新)

講義指導案グループ発表  看護学教育方法で、単元「排泄」の指導案を作成しました。  7月19日、今回はその中の一部、校内実習の指導過程を元に、ベッド上で、排泄介助するときの、便器の挿入と外し方のデモンストレーションの発表です。
 今まで、臨床では何気なく行っていたことでしたが、基本に立ち返り1つ1つの動作を考えると、根拠をもとに沢山の看護技術を使っていたことにあらためて気がつきました。
 そして、何を学生に教えたいか、効果的に見てもらうにはどう展開するか客観的に自分たちの動作を振り返り何回も練習しました。同じテーマで、教えたいポイントも一緒ですが、8グループそれぞれ、強調の仕方や展開が違って勉強になりました。
 デモンストレーションは、「看護教員の素晴らしい技術を披露し、学生に基本をしっかり教える場」です。これからも、根拠を持った技術を磨いていきたいと思います。

Hさん「教育方法」発表(H30.7月更新)

 「教育方法」の授業では、8グループに分かれてグループごとに教材を作り、作成した教材のグループ発表を7月10日に行いました。
 「model of bone」と称して骨の断面モデルを表現したものや、視覚的に腸の長さを理解するために、十二指腸から大腸までを実寸大でタオルやストッキングで作成したもの、肺の聴診を学ぶために胸部の骨格を記入したTシャツの「気管支トーマス」など、力作揃いとなりました。学生に何を学んで欲しいのか?どうしたら知識が深められるのか?の視点で、身近で安価な材料を使い制作をすすめました。
授業での活用場面や学生が模型を手に取って学びを深めている場面を想像することで、作成中は楽しい時間を過ごすことができました。
 発表では、教員と学生の役になり、ロールプレイングでフィジカルアセスメントの技術を演じたグループや、「肉巻きおにぎりの旅」は人間が食物を摂取して排泄するまでの一連の流れを「旅」に例えて巻物で表現したもので、ユニークな発表スタイルなどありました。
 発表後の講評で、今回の教材作成を通して一番学んだのは、看護教員研修生である私たちなのだと、先生よりお言葉をいただきました。 確かに、学生に教授するためには正確な知識が必要で、そのために私たちはもう一度勉強し直す必要があります。そして、学生がどのように受け止めるのかを考えることでの学びもありました。
 今後私たちは、教育実習に向けての指導案を作っていきますが、学ぶ人の身になって作るという姿勢を忘れないようにしたいと思います。

教育方法発表1 教育方法発表2

「看護理論」グループワーク発表(H30.6月更新)

グループワーク発表 Mさん
 看護理論の発表を終えて、それぞれ4人の理論家(ロイ・オレム・ワトソン・ニューマン)について、理解を深めることができました。
理論のテキストを開くと、理論家それぞれの言葉の表現があり、一人では理解が難しいところもありましたが、グループワークを通して、お互いに自分の意見を言葉にしていくことで、理論を理解することができました。
 この授業を通して看護の歴史や、たくさんの理論家の考えに触れることができ、いい学びになりました。
Hさん
 5月から始まったこの研修ですが、早速のグループワーク、そして発表会がありました。
まだ出会って間もない中で、各自自己学習を持ち寄り、意見を交わすことで学びを深めながら、これから約1年一緒に学んでいく仲間との絆を深められたように感じます。
 それと同時に、この先1年こうやって頑張っていくのだなと、あらためて気を引き締められたグループワークでした。
 

Oさん 5月1日開講式(H30.5月更新)

5月1日開講式  開講式を終えて、看護教員になるための第一歩を踏み出したんだと改めて実感し、期待と不安で胸がいっぱいになりました。
どちらかと言えば不安の方が大きいですが、最初の自己紹介で、教育への思いだけではなく、休日の過ごし方や趣味の話、研修への不安などの話もあり、これから共に学んでいく仲間がいるんだと、少しホッとしました。
 研修生はすでに学校で看護教員として活躍している方から、教育場面にはほとんど関わらず臨床現場で活躍していた方など様々な方がいます。 これから看護教員に必要な基礎知識習得に向け、研修生32名、力を合わせ乗り越え、無事に32名全員での研修修了を目指して頑張りたいです。
 

平成29年度

Kさん 「平成29年度東京都看護教員養成研修」を修了して(H30.3月更新)

看護研究の発表2 Nさん  東京都看護教員養成研修第6期生である私達37名は平成30年3月5日(月)に閉講式を迎えることができました。
 平成29年5月から11ヶ月間にわたり、教育の基盤から看護教育について、講義やグループワーク、教育実習を通して学習をしてきました。看護教育に関心をもち熱心な講義をしてくださった著名な先生方の講義、研修生達とのグループワークでの学習の共有、看護基礎教育の現場での教育実習など、本研修の学びはひとりでは学習することができない貴重な学びでした。
 閉講式では公益財団法人東京都福祉保健財団の雜賀理事長より修了証書を授与していただき、雜賀理事長をはじめに東京都内看護系学校連絡協議会会長、第5期生の先輩看護教員から温かな激励の祝辞をいただきました。また研修担当の先生より、研修生ひとりひとりにメッセージもいただきました。
 本研修の修了生達で「本研修は看護教員に携わる者としての基礎的な知識を学ぶと同時に講師の先生方や研修生同士での対面した学習でなければ学ぶことができない技術や態度について学ぶことができた貴重な研修だった」「改めて学び続ける姿勢が看護には大切であることに気づいた」と振り返りました。研修修了生達は看護基礎教育機関や臨地で看護職員の養成に本研修での学びを活かし貢献したいという希望を持ち研修を修了しました。

Yさん 研修最後「特別講演」の想い出(H30.3月更新)

 平成30年2月28日(水)、東京女子医大看護学生涯発達学分野でご活躍されておられる、佐藤紀子先生においでいただき、東京都看護教員養成研修最後の学びの場を得ました。
特別講演の想い出1 特別講演の想い出2
 佐藤先生は、看護学生涯発達学を立ち上げられ「生涯をかけて省察しつつ学び続ける人になる」ことを目的として、看護学教育に情熱を燃やし続けておられます。
ご自身の学生時代を、「ちゃらんぽらんだった」と語られながらも、現代の学生との交流から常に相手に関心を向け、ご自身の学問の中心的課題である「臨床の知」の中の「関わりの知」を具現化されていると感じました。 どのようなキャリアを積んでいても、それは生涯学び続けていることになると肯定していただき、研修生一人一人を後押しする染み渡る言葉になったと感じます。

Sさん 「看護学教育評価演習 パフォーマンス評価」の発表1(H30.3月更新)

 平成30年2月「看護学教育評価演習」でパフォーマンス評価の発表をしました。パフォーマンス評価を作成する際には【評価の視点】や【質の違い】を検討していくことが重要であると学ぶことが出来ました。学生の思考を含めた知識と行動、判断の可視化をするためにはルーブリック評価の「規準」、「基準」の表現を明確にすることが大切であると気づきました。「規準」の抽象度と「基準」の具体的内容を決定していく中で、技術テストとの違いに迷い、メンバーと「この課題で学生に何が出来るようになれば良いか」と確認し検討していきました。学生が基準を意識して学習活動に取り組めるようにするためには評価者によって観点の差異が生じないように共通認識をしていくことが大切であると感じました。

Fさん 「看護学教育評価演習 パフォーマンス評価」の発表2(H30.3月更新)

看護学教育評価演習の発表1  看護学教育評価演習では、対象の行動の質の違いがどのようなパフォーマンスとなり、その目に見えている行動をどう評価できるのかを考えることができました。その評価のために、ルーブリック表という表を作成し、対象の考えていること、判断していることがどう行動に現れているのか、その質の違いを言葉に表現することに非常に困難さを感じながら作成をしました。ルーブリック表は、評価する人と、評価される人双方でブラッシュアップを重ねていくことが重要と感じました。また、ルーブリック評価表は、様々な目的で使用できることも討議の中で分かり、今後評価だけでなく学生の行動を見るために活用したいと考えています。

Yさん 「研究方法(研究計画書)」の発表1 (H30.2月更新)

研究方法の発表1 Yさん  看護研究の研究計画書の発表を、臨床テーマ部門と教育テーマ部門に分かれて2日間で行った。本格的な研究計画書の作成に慣れていない私たちにとって、この課題は冬休みの悩みのタネだった。行き慣れない国会図書館や看護協会図書館に通い、使い慣れない文献検索ツールを使いこなし、それぞれが作り上げた研究計画書は、「みんなすごい!」と思うほどのテーマが設定されていた。研修生のそれぞれが、自分の専門領域で日頃から疑問に思っている研究動機を知ることで、これまで知らなかった研修生の思いを垣間見ることができたような気がした。
 2ヶ月後には研修を終えて、それぞれが自分の職場に戻り、臨床や基礎教育の場で新たなスタートを切る。これからは、それぞれ自分の置かれた場所で、今回の学びを生かして研究を行うことになる。近い将来、学会発表や看護雑誌で研修生の名前を見つける日がとても待ち遠しい。

Nさん 「看護研究」の発表2 (H30.2月更新)

看護研究の発表2 Nさん  1月10日、18日の2日間にわたり研究計画書の発表会が行われた。 昨年12月より研究テーマを決め、冬の自己研修期間を利用し、医学中央雑誌で文献検索を行い、図書館で文献を読み、計画書を作成し、臨床と教育に分かれて発表した。
 自己研修期間での作成は大変であったが、実際に計画書を作成し研究の手順を理解することが出来た。発表されたテーマも興味を引くものが多く、研究が身近に感じられた発表だった。

Oさん、Hさん 「看護学教育制度演習」を終えて(H30.1月更新)

看護学教育実習  看護学教育制度の授業では、看護教育制度の変遷と看護教育制度の現状を講義で学びました。その後、看護師を目指す多様な道である看護大学、看護専門学校3年課程、看護専門学校2年課程、准看護師養成所とそれぞれ興味のある教育課程や自分の所属する学校の教育課程に別れてグループワークを行い、発表しました。
 求められる看護師像は、時代や社会情勢によって変化し、それに伴って法律や教育制度が変遷しました。グループ発表を聞き、それぞれ教育課程の役割や特色が異なっていることが理解でき、現行の教育制度の課題や将来を担う看護師教育の展望について、改めてどのような教育が必要なのかを考えることができました。
 今後、看護基礎教育に携わる者として「自分たちに今何ができるのか?」を常に考えていきたいと思いました。

Oさん 「看護学教育実習」を終えて(H29.12月更新)

看護学教育実習  私たちは、看護教員養成研修で最も高い山「看護教育実習」に臨んだ。苦労して作成した講義指導案と臨地実習指導案を大事に抱え、意気揚々と登り始めた。しかし、険しい山道に息が上がり、また道に迷うこともあった。実際の教育現場で生の講義を行うためには、指導内容のさらなる精選が必要であった。なかなか頂上が見えない時は、研修センターという山小屋に引き返し、仲間と語り合い、指導教員に励まされ、また登り始めた。
 臨地実習指導においては、ちょっとした沢に足をすくわれ、溺れそうになることもあった。そんな時私たちの手を引いて助けてくれたのは、学生達であった。臨地実習は、教員と学生が共に支えあいながら、看護を学ぶことを理解できた。
 そして、37名の研修生は全員、「看護教育実習」という高い山の頂上にたどり着いた。下山後は、看護教育実習での体験を共有し、学びを深化させた。

Nさん、Hさん「臨地実習指導方法演習」発表(H29.11月更新)

 11月から始まる看護学教育実習に向けての臨地実習指導案作成を約1カ月かけて取り組みました。
 今回、臨地実習指導計画・指導案を作成し、それをもとにグループで教員役・学生役・患者役などに分かれてロールプレイ方式で発表を行いました。実際に行ってみると、教員、学生の動きが様々で、学生への声掛けのタイミングや相槌の打ち方や、伝え方が難しかったです。
 臨地実習では学生は患者の状態に応じた看護を学ぶため、実習内容も流動的になります。「この実習で何を学んで欲しいか」を常に念頭に置き関わっていく事が重要だと感じました。また自分自身も知識や技術を身に着け、学生の見本となるようにしなければならないと痛感しました。
 学生にとって臨地実習は緊張や不安が多くあります。そんな中で看護の楽しさや素晴らしさを伝える臨地実習指導をしていきたいと改めて思いました。
臨地実習指導方法演習1 臨地実習指導方法演習2

Oさん・Nさん「模擬講義」を終えて(H29.10月更新)

 11月からはじまる看護学教育実習で行う90分間の講義にむけて、この度、研修センター内で2日間をかけて、研修生ひとりひとりが20分間の模擬講義を行いました。
 8月から指導案作りをし、くり返しくり返しその修正をして模擬講義に臨みました。
いくら頑張って指導案を作っても、模擬講義を行っている最中は緊張感もあり、学生に説明をすることで精一杯で、説明したあとの学生の反応を見られないなど、中々指導案どおりに講義は進められないものだと身に染みて感じました。
 11月の看護学教育実習では、実際に都内の看護学校で看護学生に90分間の講義を行います。この度の模擬講義の経験を踏まえ、「こんなふうに講義をしたら分かりやすいかな?」と看護学生のことを考えながら、今以上に看護学生がわかりやすい講義ができるように、今後も研鑽に励みます。
模擬講義を終えて1 模擬講義を終えて2

Hさん「看護学教育評価演習」を終えて(H29.10月更新)

看護学教育演習を終えて1  「看護学教育評価演習」は、初めて評価表を作成する研修生も多く、はじめは戸惑い、グループでの話し合いが滞る場面が度々ありましたが、先生のアドバイスを参考に、自分たちなりに納得のいく評価表が作れたと思います。しかし、実際に使用してみると、改めて考え直したほうが良い点が多々あり、他者が使用しやすい評価表を作成するのは本当に難しいものだと感じました。そして、他のグループの評価表を使用することで、評価の考え方や方法に対しての視野を広げることができました。
 評価は到達度を見るものですが、学生がその後、その技術に対してどのように取り組み、実習で活かしていくのかといった重要なものでもあるので、今日の演習での学びを改めて振り返り、より良い内容の評価表を作れるよう努力が必要だと感じました。

Iさん「教育方法 課外授業に参加して」(H29.9月更新)

 「生活・総合の理念」を重視している学校の授業参観に参加した。「子どもは、自ら求め、自ら決め、自ら動き出す力をもっている存在である」という子ども観を土台とし、「総合学習」「総合活動」を教育課程の中核とし学習を展開している。「内から育つ」という研究テーマに子どもの学びから教師も共に学んでいる。今回参加した内容は、3年生の「ポニーのシルちゃんと林で過ごそう」、 愛組(知的障害児)の「バザーで売るクッキーを作ってみよう」、6年生の「自転車ろくろで木を削ろう」である。 3年生の授業ではポニーのシルちゃんと共に林に行き授業を行っていた。シルちゃんを迎えに行く数人の子どもとリアカーで荷物を運ぶ子どもがいた。私は、係を決めていたと思っていたが、担任の先生の話を聞くと係や担当は決めてはいないとのことであった。その話からも子どもたちは自主的に行動していることがわかった。
教育方法 課外授業に参加して1 教育方法 課外授業に参加して2
 愛組のクッキーづくりでは1年生、3年生、5年生の4人の子どもに2名の教師が付き添っていた。今回は6回目のクッキーづくりであった。教師はそれぞれの子どもの行動を見ながら、次に行うことを共に考えていた。クッキーづくりになった経緯も、何か料理をしたいという子どもからの発信であったと説明があった。
教育方法 課外授業に参加して3 教育方法 課外授業に参加して4
 最後に6年生の自転車ろくろは各グループに分かれ、学習していた。グループ編成も子どもたちで決め、授業が展開されていた。子どもたちはどのような方法であれば木をうまく削れるか試行錯誤しながら進めていた。お互いのグループを観察し、より効果的な方法を自分たちで考え実践するといった姿が見られた。
 初めて総合学習を実践している学校を参観した。子どもたちが活き活きとしながら学習している姿がとても印象的であった。「~しなさい」という教師の声かけがなくとも、子どもたちは自ら考え行動していた。そして、教師が「~はどう思いますか」という声かけに対し生徒たちは一斉に手を挙げる。一人ひとりが自己の考えを持ち、相手に伝える姿が見られた。今後看護教員として、学生と関わっていくうえでも学生の主体性を大切にして指導にあたりたい。

Yさん「夏季自己学習について」(H29.9月更新)

 研修生は、5月からのハードな研修内容を乗り越え、8月1日(火)から8月30日(水)までの約1か月間、自己学習期間を迎えました。
 ほとんどの研修生は、研修センターでほぼ毎日、授業時間と同じ時間帯で課題に取り組みました。夏季自己学習の課題は、11月に予定されている教育実習での授業案作成です。教育実習を行う看護学校の教育理念から教育目標・教育課程を解釈し、本時の授業案を作成するという内容です。担当教員から指導を受け、実習校の解釈の難しさや担当する単元区分に悩みを感じながら取り組んだ毎日でした。夏休みという名前の、自己学習期間に大きな意味を感じながら、研修生の夏が過ぎていきました。
夏季自己学習について1 夏季自己学習について2

Sさん、Nさん「看護学教育方法演習 グループ発表」(H29.8月更新)

看護学教育方法演習 グループ発表  5月からの看護教員養成研修前半の集大成である『看護学教育方法演習』の発表が、7月26日に行われました。私たち研修生は、今まで看護基礎教育や臨床で看護教育に携わってきましたが、その内容や方法については明確な考えを持っていませんでした。いま、教育のための様々な学習理論を学んでいる最中です。
 今回の看護学教育方法演習で、看護教育の理念や目的・目標を踏まえた授業設計を構築する理論や方法について、授業案作成を通して実践的な学びをしていきました。
 指導案を作成するためには、それぞれの学校が大切にしている理念・目的・目標を理解することが大切です。そして、理念に基づいたカリキュラム全体の構成をとらえ、様々な科目と関連づけながら、自分の教授する単元の教育内容・方法を考えることが必要です。今回の演習で、様々な学習理論を活用し多方面から情報を収集すること学びました。これから今までの自分の経験も入れて独自の授業案を構築し、教育実習に生かしていきたいです。

Aさん、Iさん「看護学教育方法演習 グループ発表を終えて」(H29.8月更新)

看護学教育方法演習 グループ発表を終えて  7月25日は看護学教育方法演習のグループ発表でした。今までの学習で培った知識をもとに、本科目では看護学教育の指導計画・指導案作成の実際を学びました。そのなかで、看護学校の教育理念、目的、目標を教員がどのように解釈するかにより、教育内容や方法がかわることを実感しました。それぞれのグループが各領域別に指導案を作成するにあたり、指導教員の方々から助言をいただきました。たくさん悩みながら作り上げた指導計画はいいものが出来上がっていました。
 指導計画・指導案作成のどのプロセスも欠けることなく計画することで、学生にとって充実した授業につながります。私たちはこれから、看護師としての経験と教員としての解釈に基づいた知識を織り交ぜながら、充実した授業に向けて指導計画・指導案作成を行う必要があります。今回のグループワークで理解できたことと課題を明確にし、次の「模擬講義」にむけて努力をしていきたいと思います。

Hさん、Tさん「看護学教育方法(校内実習)」(H29.8月更新)

 看護学校の教授の中に「校内実習」という授業があります。
 今回の授業は看護学教育方法「講義指導案」から続く「校内実習」の授業について学びました。「基礎看護技術 排泄時の援助」について校内実習の指導案を作成し、その一部を実際に行ってみる!というものです。
(写真は教員間の打ち合わせとデモンストレーションです。)
看護学教育方法(校内実習)1 看護学教育方法(校内実習)2
 学生に授業で技術を教える時には、教員間の技術の統一が重要であり、共通の認識がないと平等で公平な評価ができません。教員は経験豊富な看護師ばかりですが、教員間で技術や評価の誤差があってはならないので基本に立ち戻り、統一した技術を教えるという事の大切さを、今回の「校内実習指導の実際」で学びました。

Mさん「看護学教育方法」発表(H29.7月更新)

 6月29日、看護学教育方法で、排泄の授業指導案を作成したグループ毎の発表です。発表の中で、模擬授業を数分間行うグループも多く、教員役の研修生は緊張しながらの発表でした。
 初めて授業を作るということを経験したので、わからないことばかりで、沢山悩みながら今日の発表まで頑張ってきました。みんなが悩みながら作り上げた授業案は、良いものが出来ていました。
 でも、発表の中で不足している部分や、これから学習していかなければならない部分の発見があったので、みんなで知識を共有しながら学びを深めていこうと思えた一日でした。
 ひとつひとつステップアップしながら頑張っています。
「看護学教育方法」発表の様子1 「看護学教育方法」発表の様子2

Iさん、Fさん「教育方法」のグループ発表(H29.7月更新)

 5月から始まった研修も2か月が経とうとしています。6月27日は、「教育方法」授業のグループ発表でした。ここでの発表は、グループごとに教材を作る!という目的でした。学生がわかりやすい教材とはどのようなものか、学生はどのように感じるのかと試行錯誤して作成しました。費用も安く、限られた時間の中で、どのグループも看護師の経験を生かしたアイディアを出し個性豊かな教材となりました。
 写真1は、「腹部が張っているという感覚が実際にイメージしにくく、学生にはわかりにくい。」と考えたグループの教材です。教材に触れると本当に腹部の張りを体感でき、臓器や便の状態が一目で見えました。
 写真2は、「心臓模型です。」心臓の大きさ、重さ、血管がリアルに再現されていました。どちらの教材も教科書では体験できない内臓の模型で学生に視覚的に訴えることができる教材でした。「テキストだけではなく、手作り教材は学生により関心を持たせられる授業となる。どれも力作でした」と、講師より講評をいただきました。
 これから私たちは、教育実習にむけ授業案の作成に取り組んでいくことになります。学生が関心をもち、学習意欲につながるような教材を取り入れられるようにしていきたいと思います。
写真1 腹部の張りを体験できる模型 写真2 心臓模型
写真1 写真2

Sさん「看護理論」(H29.6月更新)

看護理論  いよいよ5月から研修がはじまりました。今年度は例年に比べ37名と少ない人数でのスタートとなったとのことです。受講生は他県からもいて、看護師として様々な立場からこの研修を希望し参加しています。
 今回は看護理論のグループワークを行いました。1グループ4名から5名の8グループで構成され、各グループでロイ、オレム、ワトソン、ニューマンという理論家の看護概念についてディスカッションを行いました。研修最初のグループワークです。限られた時間の中でグループワークの進め方やメンバーの様々な意見や考えをグループとしてまとめ他者にわかりやすく発表することや、理論家の概念について理解し自己の看護観を深めることができました。看護理論は時代背景も深く影響し、いくつかの理論が影響していることもわかりました。今後は他の看護理論家についても理解し自己の看護観を深めていきたいと思いました。

Iさん「看護理論」グループワーク発表(H29.6月更新)

 5月19日、研修が始まって以来、初めてのグループ発表会を行いました。ロイ・オレム・ワトソン・ニューマンの看護理論についてそれぞれ2グループずつ、8グループの発表です。どの理論家について学習するかは、本人の希望制でした。私は、せっかくだからと一番お名前を聞いたことのなかったマーガレット・ニューマンを選びましたが、いざ学習を始めようと本を開いてみると……言葉が難しすぎて全然わからない!(笑)これは本当に大丈夫だろうか……と不安に思ったりもしましたが、グループ全員で協力することで理解を深めることができ、今ではニューマン看護理論は私の人生のバイブルとなっています。他のグループの皆さんも、とにかくわかりやすく工夫されていて、今回の発表を通して、ニューマンだけでなくロイ・オレム・ワトソンの理論についてもその概念を理解することができました。そして自分も経験していた分、ここに至るまでにどれだけの話し合いが重ねられたのだろうと、ひとつの発表が終わるたびに感動し、喜びを感じたりしていました。これからもお互いに刺激し合いながら、意識を拡張しながら、最後まで全員で走りきりたいと思います。

Hさん、Yさん「看護論演習」(H29.6月更新)

看護論演習  看護論演習は、看護の諸理論を応用し、自己の看護観を明確にする目的で、グループに分かれてナイチンゲール理論とヘンダーソン理論について約3週間学びました。各理論家の主要概念を解釈し、各自の事例と各理論との考察や統合を行い、発表をしました。発表では寸劇をしたり、模造紙を用いたり、各グループで学んだことをわかりやすく伝えるように工夫を凝らしていました。また質疑応答も活発に行われ、学びを深めることができました。
 今回、改めてナイチンゲール理論とヘンダーソンの理論を学んで自己の看護観を見直す機会となりました。

Oさん「開講式を終えて」(H29.5月更新)

「開講式を終えて」  平成29年5月1日(月)に平成29年度東京都看護教員養成研修開講式を研修生37名で迎えました。緊張感が高まる中、理事長はじめ御来賓の方々から祝辞をいただきました。「5年以上看護業務に従事した者という受講要件以上に看護教員には知識や質が求められる」などのお言葉を聴き、身が引き締まる思いでした。
 この研修を受講するにあたり東京都内・近郊のほか、東北・北関東・関西などから研修生は来ています。共に同じ志をもつ者で平成30年3月まで11か月間の研修期間、しっかりと歩みを進めていきたいと思います。
お問い合わせ
公益財団法人東京都福祉保健財団 人材養成部 職員研修室
tel: 03(3812)9362 fax: 03(3812)9365
e-mail: kangokyoin@fukushizaidan.jp

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