ファーストレベルを受講して思うこと

 私が訪問看護ステーションの所長になったのは、コロナが流行し始めた4月でした。管理業務も試行錯誤の中で、どのように判断していけばよいのか悩む日々でした。自身の管理業務が正しいのか、自信もなく日々業務に携わっていました。そんな私を見ていた看護部長からファーストレベル研修の受講をすすめられました。久しぶりの研修に緊張して参加した初日でしたが、すぐに仲間ができました。所属している部署は違いますが、同じ物事を見ている仲間たち。業務と並行してのレポートは必死でしたが、お互いに励ましあいながら乗り越えてきました。
 研修内容も分かりやすく、座学だけでなく、グループワークを通して理解を深めていけました。管理に関することを幅広く学び、根拠が分かったことで考え方は間違っていなかったと自信も取り戻していきました。この研修で得た知識だけでなく、出会えた講師の方々、職員の方々、そして一緒に切磋琢磨し乗り越えた仲間たちは私にとって、とても大事な存在です。(Oさん。訪問看護ステーション)

 カテーテル室・救急外来の副師長として勤務しています。手探りの状態で看護管理とは何かを考え実践していく中で管理者としての知識不足を感じ、ファーストレベルを受講しました。研修では様々な視点で看護管理を学ぶことができ、看護管理者としての基礎知識を習得することができました。
 座学の講義内容はとてもわかりやすく学ぶことができ、グループワークでは様々な医療機関・施設の方々とお互いの悩みを共有し、問題解決に向けて意見交換することができました。課題のレポートは不安でいっぱいでしたが、自身の課題と自部署の課題を改めて明確にすることができ、問題解決のための糸口を見つけられたように思います。
  今後も自己研鑽し、この人と一緒に働きたいと思ってもらえるような看護管理者になれるように努力していきたいと思います。(Sさん。民間病院勤務)

 業務の中で生じる様々な問題解決に管理者としての知識不足を感じ、ファーストレベルを受講しました。研修では経験豊富な諸先生方からの最新の医療・看護の動向や看護管理者としての多角的な視点や考えを学ぶことができました。
 また、レポートでは、自施設の問題と課題について問われ、何かしらの問題を発見した際には、管理者としてスタッフの動機付けとなる自らのとるべき行動が明確になりました。今回の研修で得た知見を部署の看護管理に活かしていきたいと考えています。(Sさん。大学病院勤務)

 病棟、手術室勤務を経て、現在訪問看護師として働く中で認定看護管理者研修を受講させて頂きました。職場の協力体制のもと、業務と研修の両立を円滑に行うことができました。管理者業務はもちろん、役職のキャリアもなかった私ですが、この研修を経て役職にも就かせて頂くことができました。研修で学んだ看護管理に必要な知識、技術を私自身が発信者となり、自部署に取り入れ、実際の現場でいかに活用していけるかが重要だと考えます。
 この学びを糧に今後も精進していきたいと思います。(Mさん。訪問看護ステーション勤務)

 私は、受講することで、看護管理者が必要な能力や役割について理解を深めることができました。また、教科目の課題レポートは大変でしたが、自分の考えを整理しながら作成することにより、改めて自部署の課題が明らかになり、問題解決の糸口となったと感じています。グループワークでは、施設規模や診療科の違う受講者と現状や管理上の問題についてディスカッションすることで今後の看護管理に役立つ情報を得る機会となりました。(Yさん。民間病院勤務)

 私は外来を担当する2年目の看護師長です。1年目は一般病棟を担当し、COVID-19による病棟再編に十分対応できず、自分の管理能力に自信を失くしていました。今回ファーストレベルを受講したことで看護管理者としての考え方や視点を学び、目の前の道が開けてきました。レポートを書き進めると考えがまとまり、自分のすべきことが明確になっていきます。看護管理に思い悩んでいる方は是非、受講されることをお勧めします。(Nさん。民間病院勤務)

 ファーストレベル研修での講義は聴講のみではなく、現場での課題を他の受講者とグループワークで討議したり、単元ごとの課題を研修での学びを活かし、レポートとして論理的にまとめることなどが求められます。その結果、私はこれまでの自分にはなかった看護管理の視点や新しい知見を多く得ることができました。今回の学びを糧に自身の目指す魅力的な看護管理者になれるよう自己研鑽を続けていきたいと思います。(Iさん。民間病院勤務)

 認定看護管理者教育課程ファーストレベル研修を受講し、看護管理を体系的に学ぶことができ、看護師としての専門職について考える良い機会となった。また、今までは近い視点でしか考えていなかったと実感した。管理者として、世界の情勢、日本の動向、それを受けて自施設はどのように取り組もうとしているのかを理解した上で、目標を設定し、部署のさまざまな年代のスタッフが理解できるよう自分の言葉で伝えていきたい。(Tさん。大学病院勤務)

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